アレルギー性紫斑病の原因とアレグラの投与

3歳から10歳の子どもに発症しやすい、アレルギーが原因で起こるアレルギー性紫斑病、この病気はシェーンライン・へノッホ紫斑病、血管性紫斑病とも呼ばれ、血管に炎症が発生し、血管がもろくなって出血しやすくなり(血管透過性亢進)起こると考えられる紫斑病です。年間で小児10万人あたり10~20人発症し、秋から初夏にかけて多く見られます。また2:1の割合で男児のほうが多く発症します。

カゼなどの上気道の感染から2~3週間後に両足に発疹や紅斑ができ紫斑が現われることが多く、薬剤の使用によるアレルギーが原因の場合もあります。関節の腫れや痛み、腹痛、吐き気や下血などの症状を伴いますが、全ての症状が出るとは限りません。

医師による診察では過去3週間以内の扁桃炎などの感染症の有無やアレルギーに関することを聞いたうえで、足に紫斑があることを確認し、腹痛、関節の腫れうや痛み、腎臓障害、組織生検によりアレルギー性紫斑病かどうかを判断します。

アレルギー性紫斑病のはっきりとした原因は判明しておらず、特効薬もありません。
重症の場合はステロイド剤が処方され、腹痛が強く血便が見られる時は入院が必要な場合もありますが、そうでない場合は痛みや出血があれば痛み止めや止血剤、またアレグラなどの抗アレルギー薬が処方される場合もあります。アレグラは小児への使用も承認されており、他の薬と同様症状を和らげる対症療法として処方されます。またアレグラには副作用の眠気がおこりにくいという特徴があります。

たいてい数週間から1か月程度で自然に軽快しますが、3割程度のひとは1か月症状が続きます。ごくまれに腎不全になることがありますが、この場合人工透析が必要になります。急性期には運動制限が必要ですが、症状が治まれば普通の生活を送ることが出来ます。